祭り

山車 8 基

波々伯部の 8 ヵ村には、それぞれの村の山車があります。例祭の宵宮には提灯をともして境内に集まり、本宮にはおたびの行列に続いて田園を進みます。

宵宮に揃った 8 基の山車(イメージ写真)写真はイメージです
宵宮に揃った 8 基の山車
総説

山車

山車は波々伯部地区 8 ヵ村のすべてにあり、切妻屋根の箱型 6 基と、切妻屋根の船型 2 基があります。創設の時代は明らかではありません。

懸装は緋羅紗に刺繍が中心で、図柄は伝統の唐様をベースに動物・植物・人物を配し、エキゾチシズムにあふれます。各村に同じ絵柄はありませんが、京都八坂神社の神紋の「木瓜紋」「左三巴紋」は意匠が統一され、波々伯部神社の神紋「舞鶴根引之松紋」は村ごとに意匠が異なります。制作の時代は明らかではありませんが、数個の箱書きから、江戸後期から明治初期のものが多いと推察されています。

音曲には村同士でやや似通ったものがあり、宮入り、鳥居をくぐる時、直進、曲がり角、速足で進む時など、巡行の状況で音曲が変わります。囃子方は「乗り子」といい、幼稚園・小中学生の年齢の子どもが、年齢により二丁鉦・笛・締め太鼓を担当します。太鼓の打ち手は囃子のリーダーで、浴衣に赤白 2 色の襷を背中から後ろに流します。かつては三味線もありましたが、少子化で今はしていません。

山車はそれぞれの村の山車庫やまぐらで保管され、年 1 回の例祭には飾りや提灯を付け、音曲や鐘・太鼓を鳴らして神社に馳せます。担ぎ手の氏子は、各村の紋を染め抜いた青地の法被と白ズボン、豆絞りの鉢巻に揃えています。

神紋の呼び名(山車の提灯の「松喰対い鶴紋」)

八ヵ村

八ヵ村の山車

冊子の順(① から ⑧)に、各村の山車の見送り・胴幕・天水引・扁額・彫刻・提灯・お囃子を並べました。

  1. 小中の山車

    小中の山車(イメージ写真)写真はイメージです
    小中の山車
    形式
    切妻屋根箱型・御所車型四輪構造
    見送り
    羅生門の鬼
    胴幕
    大江山の酒呑童子
    天水引
    松喰対い鶴紋・左三巴紋
    扁額
    八坂神社
    彫刻
    菊
    提灯
    松喰対い鶴紋・「小」
    お囃子
    二丁鉦、笛、締め太鼓
  2. 辻の山車

    辻の山車(イメージ写真)写真はイメージです
    辻の山車
    形式
    切妻屋根箱型・御所車型四輪構造
    見送り
    竹に虎
    胴幕
    唐獅子牡丹
    天水引
    松喰対い鶴紋
    扁額
    波々伯部神社
    彫刻
    妻飾りは鶴に乗った仙人、欄間は龍
    提灯
    鶴紋・「辻」
    お囃子
    二丁鉦、笛、締め太鼓
  3. 畑井の山車

    畑井の山車(イメージ写真)写真はイメージです
    畑井の山車
    形式
    切妻屋根船型・御所車型四輪構造
    見送り
    双飛龍
    胴幕
    龍
    天水引
    松喰対い鶴紋
    扁額
    なし
    彫刻
    龍に虎、唐松に騎馬貴人、龍に乗った賢人、竜宮城
    提灯
    鶴紋・「畑」
    お囃子
    半鐘、鋲打ち太鼓
  4. 上宿の山車

    上宿の山車(イメージ写真)写真はイメージです
    上宿の山車
    形式
    切妻屋根箱型・御所車型四輪構造
    見送り
    素戔嗚命大蛇退治
    胴巻
    素戔嗚命大蛇退治
    天水引
    松喰対い鶴紋・木瓜紋・左三巴紋
    扁額
    なし
    彫刻
    妻飾りは鳳凰に桐、牡丹に唐獅子
    提灯
    上・「カ」(赤字)
    お囃子
    二丁鉦、笛、締め太鼓
  5. 畑市の山車

    畑市の山車(イメージ写真)写真はイメージです
    畑市の山車
    形式
    切妻屋根船型・御所車型四輪構造
    見送り
    獅子千仞
    胴巻
    龍
    天水引
    松喰対い鶴紋・木瓜紋・左三巴紋・日の丸扇
    扁額
    なし
    彫刻
    鳳凰に乗った賢人
    提灯
    左三巴紋・日の丸扇・図案字「畑」
    お囃子
    半鐘、鋲打ち太鼓
  6. 北嶋の山車

    北嶋の山車(イメージ写真)写真はイメージです
    北嶋の山車
    形式
    切妻屋根箱型・御所車型四輪構造
    見送り
    三国志の関羽(新)/加藤清正の虎退治(旧)
    胴幕
    唐武人の図(新)/伊勢物語の東下り(旧)
    天水引
    松喰対い鶴紋・木瓜紋
    扁額
    波々伯部神社
    彫刻
    妻飾りは鶴に松、欄間は龍に虎
    提灯
    松喰対い鶴紋・「北」(赤字)
    お囃子
    二丁鉦、笛、締め太鼓
  7. 井ノ上の山車

    井ノ上の山車(イメージ写真)写真はイメージです
    井ノ上の山車
    形式
    切妻屋根箱型・御所車型四輪構造
    見送り
    唐松に騎馬童子
    胴幕
    天の岩戸
    天水引
    松喰対い鶴紋・木瓜紋・左三巴紋
    扁額
    なし
    彫刻
    鳳凰に桐
    提灯
    松喰対い鶴紋・「井」(赤字)
    お囃子
    二丁鉦、笛、締め太鼓
  8. 宮ノ前の山車

    宮ノ前の山車(イメージ写真)写真はイメージです
    宮ノ前の山車
    形式
    切妻屋根箱型・御所車型四輪構造
    見送り
    素戔嗚尊大蛇退治(予備、龍に虎)
    胴幕
    神亀
    天水引
    松喰対い鶴紋・木瓜紋
    扁額
    祇園社
    彫刻
    神亀
    提灯
    鶴紋・「宮」
    お囃子
    二丁鉦、笛、締め太鼓